【例文】結婚式 友人代表スピーチ（新郎の高校の同級生。サッカー部）

ただいまご紹介に預かりました、早川です。
翔太の友人を代表して一言お祝いの言葉を贈らせてもらいます。

翔太、春ちゃん、今日は本当におめでとう。
翔太とは、高校からの付き合いです。高校一年のクラスが同じで、サッカー部も同じだった事もあり毎日つるんでたな。クラブや、学校行事の思い出もたくさんあるけど、僕が翔太と過ごした中の一番の思い出と言えば、やっぱり授業中に必死になってしたドラクエのゲームかな。

僕らは朝練が終わり、一時間目のチャイムと同時に授業中のパートナーであるゲームボーイのスイッチを入れて二人で開始の合図をしてから始めるのが恒例でした。毎日、僕らの敵はゲームの中の敵と黒板の前に立つ先生、二匹だった。来る日も、順調にその二匹の敵を倒していて、充実した授業を送れていたけど、ある日、ボスキャラの山本先生にゲームが見つかって怒鳴られて、二人そろって没収されたことがあったよな。次の休み時間に僕らのパートナーを助けに行くべく、ボスの待つ職員室に向かったけど、案の定二人そろって怒られて正座させられた。そのとき、ほぼやられかけの僕らにボスが一言、「お前らはこれから鉛筆を剣に、教科書を盾にテストと戦え」と言った。そもそもドラクエとは、主人公が剣と盾を使って敵を倒していくゲームなんですが、ドラクエ好きの僕らを奮い立たせるような、あの言葉。あの時の感動や衝撃を今でも二人で話し合うぐらいよく覚えていて、たぶんこれからも忘れる事の出来ない程、僕らの中で最高の名言だったと思う。

そんな一緒に馬鹿ばかりしていた翔太がもう結婚するんだって考えると本当にしみじみ思う。春ちゃんとは前から付き合っていて結婚すると思っていたけど、まさかこんなに早く結婚するとは思っていなくて、結婚の報告を聞いたときはかなり驚いたけど、心から嬉しかった。

高校を卒業してからも、たまに集まり飲みまくって店の前で朝方まで寝てたり、恋人かってほど長電話したり、ほんと、翔太にはなんでも言えて助けてもらってばっかりだったな。いつもは恥ずかしくて言えないけど、翔太！いつも本当にありがとう！これからも頼りにしてるからよ。

結婚して家庭を持って幸せな事ばかりじゃなく大変なこともたくさんあると思うけど頑張れ。しっかりしている翔太ならいい旦那になれると思う。そしていいお父さんになれると思う。それから、春ちゃんとはもう恋人じゃなく夫婦になるけど、これから二人は絆を剣に、愛を盾に困難と闘って笑顔溢れる家庭を作っていって下さい。

翔太、春ちゃん、結婚、本当におめでとう！