【例文】結婚式　友人代表スピーチ（新婦をずっと見守ってきた友人の立場）

奈津美さん、亮介さん、ご結婚おめでとうございます。ご両家、ご親族の皆様におかれましても、本日のご良縁誠におめでとうございます。

ただいまご紹介にあずかりました、武田麻衣と申します。いつもとは違う正装姿で少し変な感じがしますが、学生時代からの友人である奈津美さんの笑顔を見ることができて、とても嬉しく思っています。奈津美さんの結婚を祝福して、私から一言お祝いの言葉を贈りたいと思います。

奈津美さんのことは、いつもは親しみを込めてなっちゃんと呼んでいますので、改まった席ではありますが、今日もなっちゃんと呼ばせていただきたいと思います。

なっちゃんに出会ったのは、大学一年のとき、由香の友達として紹介されました。由香から、なっちゃんはよくしゃべるけど怖くないよと聞いていたのですが、実際に会ったなっちゃんは、髪も飛びぬけて明るかったし、言葉遣いも悪いしで、本当に怖かったのを覚えています。

そんな私たちは、同じバスケサークルに入ったのをきっかけに急速に仲良くなりました。いつもはツンツンしてるのに、二人になると急に甘えてくるなっちゃんが、妹みたいでかわいくて仕方なかったんだよ。

亮介さんと出会ったのも、このサークルでのことでした。バスケがびっくりするくらい上手な亮介さんに、なっちゃんはいつのまにかメロメロになってたね。夏の合宿で、亮介さんからなっちゃんが好きっていう相談を受けたときは、本当にびっくりして、嬉しくてつい泣いちゃいました。その頃、亮介さんのことでなっちゃんが悩んでいたのを知ってたから、本当はすぐにでも言いたかったんだけど、やっぱり私から言うことじゃないなと思って必死に我慢してました。あのときは、黙っててごめんね。

私たちが卒業してからも、なっちゃんと亮介さんは相変わらず仲が良くて、でも、よくくだらないことで喧嘩してるよね。その度に私は、なっちゃんから愚痴のようなノロケのような話を聞かされるんだけど、いつも気づけば仲直りしてる二人は、本当に人騒がせというか、なんというか。

よくしゃべって、よく笑うなっちゃんと、クールで寡黙な亮介さんは正反対の二人なんだけど、相性はぴったりだと思います。結婚すれば、今まで以上にぶつかることもあるかもしれません。でも、二人ならずっと仲良くいられると思うので、全然心配してないよ。ただ、なっちゃんは一人で抱え込んで悩むことが多いので、これからは亮介さんにしっかり頼ってあげてください。

正直、私といても亮介さんのことばかり話すなっちゃんに、少し寂しい気持ちもあるんだけど、なっちゃんの嬉しそうな顔を見ていると、私まで嬉しくなるから、まあいいです。でも、たまには私の話も聞いてね。

これから、お互いたくさんの変化があって、今まで通りっていうのは難しいと思うけど、その変化を楽しみながら、素敵な奥さんになって、素敵なお母さんになって、一緒に人生を充実させていきましょう。

二人が結婚することは、私にとって本当に嬉しいことで、それが今日二人に一番伝えたかったことです。

なっちゃん、亮介さん、今日は本当におめでとう。