2023/09/11
フレッド、恵子、結婚おめでとう。
小学五年の頃にフレッドと友達になって、あれからもう一八年。初めて会った時は「なんだこいつ」って思ってたんだけど、仲良くなってみると面白い奴で、何回すべっても落ち込まないところもまたおもしろくて、知らない間に友達になってた。
中学時代なんてほとんど毎日一緒にいて、良いことも悪いことも全部一緒にやって、褒められることは少なかったけれど、いつも一緒に怒られていたな。そしていつの間にか俺たちは、親友を通り越して兄弟みたいな関係になっていたんだよな。
そんなフレッドとの一番の思い出と言えば、中学二年の時の自転車の旅。しょうもない話を喋りながら、笑いながら、その気力さえなくなって、無言で前だけを見ながら、和歌山から滋賀まで片道一九時間。今考えると何やってんだって思うし、もうあんな経験は二度としないだろうけど、あれは今までで一番の、本当に良い思い出だよな。バイクに乗って走りまわったりもしたけれど、でもやっぱり、必死で自転車を走らせたあの夜の方が、俺にとっては大事な思い出だなって改めて思うよ。いつもは敵だった警察でさえも、真夜中の自転車の旅を応援してくれて、俺らの味方につけたようなものだったしな。
そんなフレッドから結婚の報告を聞いた時には、本当に驚いた。性格は細かいし、自分で何でもできるし、そのうえ自分だけのルールを持っているフレッドの事を分かって一緒にいられるのは、俺だけなんじゃないかなって思ってたから。でもその細かい性格も、自分で何でもできるところも、ルールを持っているところも、しっかりしたできた男って言いかえることができる気がする。男の俺から見てもかっこいい男だなって思ってたよ。だから、驚きはしたけれど、自分のことのように嬉しかったし、なんだか安心した。今だって頼れる男の顔をしてそこに座っているんだから、なんの心配もいらないって思えるよ。
俺の大事な兄弟の晴れの門出に、心からの祝福の言葉、これもたくさん言いたいのですが、その前にフレッドに聞いてほしいことがあります。あの時、俺らのいる和歌山に帰ってきてくれてありがとう。フレッドが帰ってきた時、俺は本当に嬉しくて、ちょっと照れ臭いけれど、「こいつとは一生付き合っていこう」って決めたんだ。何かあるたびに電話をしてきては、「お前の大丈夫が聞きたかっただけ」とか言ってたけど、これからもその役目は俺にさせてくれよな。そしてその気持ちは俺も一緒だから、これからも今までと変わらず、お互いの一番の相談相手でいてくれよな。
とはいっても、新しく幸せな夫婦生活をスタートする二人の邪魔はしません。というか、しないように気をつけるので恵子はどうぞ安心してください。いつまでも二人仲良く円満に、幸せな家庭を築いてくことを期待しています。
最後になりましたが、フレッド、恵子、結婚おめでとう。お二人の明るい未来を心から願って、お祝いのメッセージとさせていただきます。
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