2023/09/11
圭太とは高校の入学式のときに出会いました。気さくで明るい性格の圭太は初めて話をしたときから輝く笑顔が印象的でした。
すぐに意気投合した俺たちは学校の帰り道、圭太と二人で上半身裸になって、みんなを笑わせていました。一歩間違えば悲鳴に変わるところですが、俺たちは笑いを取ることに生きがいを感じていました。
そして、俺たちがもう一つ楽しんでいたことと言えば、音楽です。圭太の中学時代からの仲間たちと一緒に、毎日ギターを弾きながら放課後の自由な時間を楽しんでいました。
仲間と一緒にギターを弾いているうちに、俺は音楽で食べていきたいと考えるようになったのです。その費用を捻出するために、アルバイトをすることにしたのですが、やっぱりその傍らには圭太が居て、いつも応援してくれていました。
そして、東京に出発する空港のロビーで、みんなの寄せ書きを渡してくれた圭太。飛行機のなかで、色紙を読み終えて、ふと裏返したとき、見覚えのある文字と、その言葉に、俺は泣けた。
「お前ならどんなことでも乗り越えられる。」
この言葉は俺のなかに染みわたり、空港に降り立つころには、大きなエネルギーに変わっていた。
そして、二年後、耳の病気で挑戦を断念しなければならなくなったときに支えてくれたのも、新たな希望をくれたのも、やっぱり圭太だったんだ。
俺が地元に帰ってきてから、テレビドラマに出てくるような二人暮らしをしていた俺らは、家事がめんどくさくて、ウイニングイレブンで負けたほうが晩ごはんを作るっていう、賭けまでしたぐらいです。サッカーをしていた圭太は、ゲームでもやっぱり強くて、いつも負けていた俺は、いつも晩ごはんを作っていました。そんなわけで、優子さん、圭太は俺の料理に慣れているので、時間があれば今度お教えしましょう。
二人で会社を立ち上げてから、ここまでくるのに大変なときもつらいこともあったけど、いつも圭太が、高校生のときと変わらないあの笑顔で「大丈夫」と言ってくれたから、やってこれたんだと思う。
何より、圭太から教わったことは人を大切にすることの大事さ。俺もそうされた一人だからよくわかる。
そして、今、間近で優子さんを大切に想い、「けいたん」なんて呼ばれながら、幸せそうな顔をする圭太を見るのが、たまんなくおもしろいし、たまんなく嬉しい。
優子さんの気持ちを大切にしながら、一生、必ず幸せにしてあげてください。
そして、仕事の仲間でもあり、遊びの仲間でもある、まさに運命共同体の俺たちも、これから先、一生一緒に歩いて行きたいと思っている。
改めて、あのときの言葉をそのままお返ししたいと思います。
圭太と優子さんなら、どんなことでも乗り越えられるはずです。二人で仲良く、笑顔あふれる家庭を築いてください。
【締めの言葉】
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